12か月の誕生石とは? その由来や誕生石を一覧でご紹介
12か月を守護する誕生石
1月はガーネット、2月はアメジスト…と 身近にもよく知られている誕生石ですが、ではそもそも「誕生石」とは? その由来や歴史はどんなものなのでしょう。
誕生石とは?
誕生石とは、生まれた月ごとに特別な意味を持つ宝石のこと。
長い歴史の中で、誕生石は、その月に生まれた人々に幸運をもたらし、より強く大きな力で守護するとして信じられてきました。
現代の私たちも、自分自身のお守りとして身に着けたり大切な方に幸せを願い、生まれたその月の誕生石を選んで贈ります。
マリッジリングの内側にそっと埋め込んだり、生まれたばかりの赤ちゃんにベビーリングを作ったり。
どうか大きな加護がありますように。禍から護られますように。幸せが訪れますように。
そんな願いや想いを託す「祈りを照らす輝き」のような存在。それが12カ月の誕生石なのです。
誕生石の由来や歴史
誕生石の由来は聖書
誕生石の由来には諸説あります。
もっとも有力なのは旧約聖書や新約聖書に登場する12種類の守護石。旧約聖書の「出エジプト記」には、イスラエルの12の部族をあらわす12種類の宝石が司祭の胸当てにはめ込まれていたと記され、新約聖書の「ヨハネの黙示録」には12使徒を象徴する12種類の宝石が聖都の神殿の土台に施されていたと記されています。
遠く古代から伝えられた12個の宝石たちは、時を経て、12か月の各月を守護する誕生石として広がっていったのです。
お国柄が表れる各国の誕生石
現代において正式に「誕生石」として定められたのは1912年でした。アメリカの宝石商組合(現在のJewelers of America)が、初めて月ごとの誕生石を選定。
その後、イギリスやフランス、そして日本でも独自の誕生石が選ばれ、結婚指輪やアクセサリーに誕生石を身に着ける文化として人々に身近に愛されるようになったのです。
日本では、日本人好みの宝石として翡翠(ひすい)や珊瑚(さんご)も採用されています。
また近年では、2021年にまさに63年ぶりに10種類のストーンが誕生石として加わり、選ぶ楽しみ、身に着ける喜びがより広がりました。
誕生石一覧表
1月- ガーネット
2月- アメジスト、クリソベリルキャッツアイ*
3月- アクアマリン、珊瑚、ブラッドストーン*、アイオライト*
4月- ダイヤモンド、モルガナイト*
5月- エメラルド、翡翠
6月- ムーンストーン、パール、アレキサンドライト*
7月- ルビー、スフェーン*
8月- ペリドット、サードオニキス、スピネル*
9月‐ サファイア、クンツァイト*
10月- オパール、トルマリン
11月- トパーズ、シトリン
12月- ターコイズ、ラピスラズリ、タンザナイト*、ジルコン*
* は新たに加わった誕生石