9月の誕生石は、サファイアとクンツァイト。そのパワーや魅力とは?
9月の誕生石について 詳しく知ろう
「誕生石」とは?
誕生石とは、生まれた月ごとに特別な意味を持つ宝石のこと。長い歴史の中で誕生石は、その月に生まれた人々に幸運をもたらし、より強く大きな力で守護するとして信じられてきました。
ここでは、9月生まれの方の守護石となるストーンをご紹介します。
9月の誕生石は2つ
サファイア/深い青が心を射抜く「誠実と知恵の石」
クンツァイト/淡く穏やかなライラックカラーの「愛情と優しさの石」
異なる魅力を持つ2つの9月の誕生石。それぞれの石の由来やパワー、おすすめの楽しみ方についてご紹介します。
9月の誕生石/サファイア
サファイアとは
世界の四大宝石のひとつと称される深い青色に輝くストーン。知恵や忠誠、貞節の象徴として愛されてきました。
ラテン語で「青」を意味する「Sapphirus(サフィルス)」に由来して名付けられた、「青い石」のまさに代表格となるストーン。
和名では「青玉(せいぎょく)」と呼ばれ、その青色の美しさは広大な海や神のおわしめす天空を連想させるほどに神秘的です。
徳望高い「賢者の石」として、聖職者や哲学者が身に付け儀式に用いることで、人々に慈愛や幸せをもたらしたといわれています。
同じコランダム系のストーンの中で、赤いルビーは勇気や情熱をもたらし、青いサファイアは落ち着きや冷静さ、直感や洞察力をもたらします。
サファイアの石言葉とパワー
サファイアの石言葉
誠実、慈愛、徳望、平和
サファイアの石のパワー
サファイアは、その澄んだ青い輝きで精神を落ち着かせ、知恵や冷静さをもたらす叡智の石。
気持ちの空回りや混乱を穏やかにやさしく鎮め、精神と肉体のバランスを安定させ、本来持つ潜在能力を発揮できるようにと整えてくれるのです。
古代からサファイアは「真実を見抜く力」を持つと信じられ、誠実さや忠誠を保つお守りとしても大切にされてきました。
石言葉の通り、一途で深く信頼しあう愛を育むこの石は、恋人や夫婦たちにとっての「誠実な愛のお守り」として手にされてきました。もしも不貞を働くとその澄んだ青い輝きが色あせてしまう…との言い伝えもあるそうですよ。
サファイアの楽しみ方
洞察力や直感力・集中力を高めてくれるため、仕事で重要な決断を迫られたときや学業や試験のお守りとして手にされる方も。
また、花嫁の幸せを願うサムシングブルーのお守りとして、一途な愛を守護するサファイアはぴったり。
ダイヤモンドに次いで硬い宝石であるサファイアは、結婚45周年(サファイア婚)を迎えた夫婦の硬い絆を祝福します。
もちろん、9月生まれの誕生石として人気のサファイア。実はブルーだけでなくピンクやオレンジ系などカラーバリエーションが豊富なストーンです。
ローズストーンの宝石印鑑に誕生石としてひと粒添えるなら、ブルーとピンクからお選びいただけます。
9月の誕生石/クンツァイト
クンツァイトとは
柔らかなライラックカラーが美しいクンツァイトは、見る人に穏やかな気持ちや幸福感をもたらす慈愛と癒しのストーン。
クンツァイトの名は、発見者であるティファニーの宝石学者ジョージ・フレデリック・クンツ博士に由来します。2021年12月に 9月の誕生石として新たに仲間入りしたのも、クンツ博士が9月生まれだったことにちなんでのことなのだそうですよ。
見る角度や光によって淡いピンクや薄紫に変化する多色性のストーン。可憐で愛らしい輝きが、人と理解し合い愛し合う喜びをそっと教えてくれることでしょう。
クンツァイトの石言葉とパワー
クンツァイトの石言葉
無償の愛、純粋、可憐
クンツァイトの石のパワー
恋愛成就の石として、素直な心で大切な人と向き合いまっすぐな愛を育めるように持ち主を守護するストーンです。
広く穏やかな思いやりの心を養い、人とのコミュニケーションを豊かにする力をもたらします。
クンツァイトの楽しみ方
少女のような淡く無邪気な恋や、母の慈愛のような深い愛… 穏やかな波長で人を愛する喜びに包まれる、そんな慈愛のストーン。優しい恋愛を願う方におすすめです。
一方で、夜の照明(白熱灯)の元では、淡いライラック色から濃い紫色に輝く魅惑のストーンでもあります。そんな二面性もクンツァイトの魅力かもしれませんね。
まとめ|9月の誕生石は「自身の内面と向き合う石」
9月の誕生石、サファイアとクンツァイトは、それぞれ知性と優しさという、内なる力に向き合う力を持つストーン。
サファイアは、静かな精神性や誠実さを育み、真実と向き合うひたむきな強さを与えてくれる「意志の石」。
クンツァイトは、愛情や癒しをもたらし、繊細な魂を守りながら、優しく寄り添う「心の石」。
大切にしたい人への想いや、大切にしたいことへの向き合い方を形にしたいと願う方に、そっと背中を押してくれる存在となることでしょう。