日別アーカイブ: 2015年5月19日

印鑑の上手な押し方は・・・

こんにちは。

本日は、印鑑を上手に押す方法をお届けいたします。

「印鑑を捺す」

簡単なようで、なかなか難しいですよね。

まず、

①印鑑の印面(文字が彫られているところ)を掃除します。
ティッシュやガーゼなどの柔らかいもので、
朱肉のヨゴレを拭き取ります。

②印面に朱肉をつけます。
このときに、強く朱肉に印鑑をおしつけるのはやめましょう。
ぽんぽんと優しく何度も朱肉を印面になじませて、
むらなく全体に朱肉が付いているかを確認します。
また、捺印マットを用意します。
これだけでも仕上がりは全く変わってきます。

③いよいよ捺印です。
印面を見て、上下をしっかりと確認したら、
紙の上にそっと印面をおろします。このときも力を入れすぎないようにしてください。
適度な力で紙に印鑑を押しつけたまま「の」の字を書くようにして、
印面の重心を動かします。
oshikata.jpg
すると!きれいな印影を捺すことができます(^^)
朱肉を紙に転写させるという気持ちで捺すといいかもしえませんね。



印鑑ケースに印鑑をしまう時には、印面をしっかり掃除しておくと、
いつもきれいな印影を捺すことができますね。
 

また、きれいに捺すには、パートナーの朱肉がとても大切です。
本来は硫化水銀を過熱、昇華して得られる銀朱をひまし油などの植物油で溶かしたものです。
光線によって変化変色しない特質があり、
アルコール、酸、アルカリにも反応しない最適の朱色といわれています。
しかし純粋な銀朱は非常に高価で、現在は顔料系の朱色をスポンジにしみこませたものが多く使われています。
大切な実印の捺印にはできれば水銀系の朱肉をおすすめしております。