空に魔法を描いた日

 

 

USJのゲートをくぐる瞬間、

青空にまっすぐ伸びる飛行機雲が目に飛び込んできました。

その光景に思わず指を伸ばして、

「Nebulus Nimbulus」

と心の中でそっと唱えてみる。

ほんの一瞬、本当に魔法が走ったような気がしました。

USJやディズニーに来ると、決まって胸が高鳴ります。

人のざわめきも、建物の色彩も、流れる音楽も、

すべてが私の心をくすぐる“魔法の要素”。

その空気に触れるだけで、

いつの間にか私自身がワクワクの魔法をかけられてしまう。

ここは不思議な場所。

大人になって、

現実に追われる日々の中で少し忘れかけていた高揚感。

その高揚感に包まれた瞬間、

ふとローズストーンの印鑑のことを思いました。

名前に願いを込めて刻む一本が、

手にした人の心に、

そっと“幸せの魔法”がふりかかる存在であったら──

ワクワクの魔法をかけられる場所があるように、

誰かの暮らしに寄り添う印鑑にも、

小さな幸せが灯りますように。